四徳温泉キャンプ場を運営するWaqua合同会社では、アウトドアツーリズムや野外教育に関わる人材が育つことを目指して、専門的なコースを定期的に開催しています。
*2023年10月より資格の名称が変わり、トレーナーコースはLeave 1 インストラクターコースとなりました。
こちらは本コース参加者のための特設ページです。
Center of outdoor ethics/環境倫理の学び合いの場所 Lコースでは、参加者の活動フィールドが多様なほど、多角的な議論になります。専門領域を跨いだ、多様なアウトドアの現場を知る方々が集まり、環境保護、環境倫理について議論したりできる時間となります。
Community/コミュニティ とにかく楽しく!アウトドアで繋がる人々が出会い、語り合い、相互に理解し、仲間になること。それぞれの人の活動の根底にある想いや自然への愛情をわかちあいましょう。長野県、および日本のアウトドアフィールドが持続可能な状態となり、すべてのユーザーがモラルを持って行動できる状態を、共に目指しましょう。
参加料には、コース受講料、教材費、施設利用費、アクティビティ保険、食費(1日目昼夜、2日目朝昼)含みます。
今回の講習では特別に、LNTJへの初年度会費も含みます。(コース中のオンライン会員登録を条件とします)
持ち物: 野外活動に適した服装(防寒防風、雨対策をしっかり)、マイボトル(講習中用)、マイカップ(交流会用)、筆記用具、自分の担当する原則のティーチングに必要な教材
事前準備: 2-3人のグループに分かれ、LNTの7原則を1つづつ担当し、LNTのテクニックを体験的に伝える15~30分のワークショップを行っていただきます。自分の担当する原則の意味と、そのテクニックについて、事前に情報を得るようにお願いします。また、ワークショップは雨天の場合も野外で行うこともありますので、服装など準備をお願いします。
情報ソース: Leave No Trace Japan HP, Youtubeチャンネル, Leave No Trace. org. HP, 事前に配布されている英語テキスト(8月のワークショップに参加した方のみ)
交流会について: ジャンルを跨いだアウトドア、インバウンドツーリズムに関わる方々が集まる良い機会です。1日目のコース終了後に、ささやかながら自由参加の交流会を用意しております。”Go Nature Go Nagano”を自分たちが楽しむことから始めよう!ということでみなさん自慢の(お気に入りの)長野県産の飲み物、おつまみなどを持ち寄り、ご紹介ください(必須ではありません)。主催側でも用意いたします。
参加同意書: 当日受付時に、こちらの参加同意書にご署名ください。
講師:
久保田雄大
Leave No Trace Japan Lv.2 インストラクター
日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド(ステージⅡ)
Waqua合同会社代表(四徳温泉キャンプ場、陣馬形山キャンプ場)
「森を活かしてシゴトを創る」を合言葉に、キャンプ場を入り口にした森林活用、環境教育プログラム、アクティビティ企画、野外教育人材育成などを行うWaqua合同会社代表。
吉田 理史
Leave No Trace Japan 理事 / Lv.3 インストラクター
WEA Outdoor Educator
日本キャンプ協会理事
(株)信州アウトドアプロジェクト
(一社)SATOYAMAそだち代表理事
教育機関、行政、スポーツチーム等へ野外教育の普及活動を展開。Iターンで栄村に移住し、人と自然が共存する里山の魅力を活かした障がい者向けの野外教育支援も行っている。現在、国際自然環境アウトドア専門学校等の非常勤講師としても活躍中。
小口良平
Leave No Trace Japan Lv.3 インストラクター
自転車まちづくりサイクルアドバイザー
grav bicycle (合同会社トビチカンパニー)共同代表
自転車冒険家、自転車旅行研究家。日本人歴代1位となる160ヶ国/15.5万kmの自転車旅の記録を更新中。夢は2030年に南極自転車冒険、月への自転車旅。自転車冒険塾設立。
お問い合わせ:
本講習の内容と準備に関して・・・ 講師 080-5141-7968(久保田)
コース参加変更、施設、支払い等に関して・・・事務局 rg.go.nagano@gmail.com
主催:
Waqua合同会社
JTB長野支店
(一社)長野県観光機構
国土交通省北陸信越運輸局
Leave No Traceとは、環境に対するインパクトを最小限にして、アウトドアを楽しむための環境倫理プログラムです。すべてのテクニックが、7つの原則を基にしており、誰にでもわかりやすく、楽しく実践することができます。現在、世界90カ国でアウトドアレクリエーションにおける行動基準となるよう普及が進んでいます。
キャンパー、登山者、カヤッカーなど、自然を利用するすべての人が、環境に責任を持ち、永続的な利用を可能にしていくための行動について考え、深めることができるプログラムです。
北米で生まれ、既に25年以上の歴史をもち、アウトドアサービスを提供する多くの公的機関や大学、野外教育団体、環境教育団体、民間事業者などで実施されています。アジア、太平洋地域各地でも活用され、ツーリズムの国際化と共に環境対応の国際標準としてますます広まりつつあります。
国際NGOとして Leave No Trace Center of Outdoor Ethicsが米国にあり、 日本では、2021年に、特定非営利活動法人リーブノートレイスジャパンを設立し活動を開始しています。
ミニマムインパクトの考えに基づき、「あれを、これをやっちゃいけない」ではなく、「どうしたら自然へのインパクトを最小化できるか?」考えます。
さまざまな自然環境でのの行動について7つの原則にまとめ、プログラム化されています。ティーチングスタイルは、科学的根拠も学びながら、自ら考え議論する、ワークショップ形式を基本としています。
キャンプや登山など、様々なアウトドアプログラムの中で、参加者の行動基準やガイディングの中身として取り入れることができます。
プロフェッショナルのアドベンチャーツーリズムガイド(登山、BCスキー、クライミング、ラフティング、SUP、自転車 etc…)領域ではインバウンド流入に伴い、今後、国際水準の安全と環境対応は、顧客側からも必須のベーシックスキルと見なされる傾向ですので、資格取得をお勧めします。
野外教育のプログラム運営、森のようちえんスタッフ、教員の皆さんにもとてもお勧めです。環境保護のことについて、伝え方の技術の習得にもなりますし、論理的な考えと共に、伝えていけるようになります。
観光協会、森林サービス産業やアウトドア関連施設(キャンプ場、スキー場、ビジターセンター、山小屋、各種自然体験事業など)の運営に関わっている方。また、メーカー、メディアなど、現場ではないところでアウトドアを仕事とされる方は、参加者や顧客に環境保護について伝えるのに非常に有効な考え方を学び応用することができます。また、ブランディングにも貢献することができるでしょう。
また、全国的にLeave No Traceの導入している施設や、DMO
や地域観光団体も増えていますので共通水準として採用していくことができれば、国・社会全体としてもアウトドアのリテラシーが上がっていくでしょう。
アウトドアパーソンとして、環境保護について正しく学びたい、伝えていきたいという、モチベーションの方も大歓迎です。
Leave No Traceの原則を理解することで、管理する施設や、主催するツアー、イベントにおいて、自然に対するインパクトを低減することができるようになります。また、ティーチングスキルを身につけることで、参加者や顧客に、ミニマムインパクトの重要性と手法を効果的に伝えることができます。
インストラクター資格を持つ個人または、資格者が所属する団体が、Leave No Trace Japanのメンバー(正会員)になると、Leave No Traceのワークショップを開催することができますし、個人のビジネスを含んだ活動において、Leave No Traceを導入したり、ロゴを使用することができます。